陶磁器作りの後は、公州随一の史跡である
武寧王陵にやって来ました♪
武寧王陵は百済の王、武寧のお墓です
このお墓は、宋山里古墳群という古墳群の中のひとつで
ここには合計7基の古墳が分布しています
熊津(ウンジン/現公州)は475年~538年、百済の首都でした
この古墳群はその時代に作られたもので
武寧王の墓以外は盗掘などのために誰の墓なのか明らかにされていません
武寧王陵自体は
1971年に6号墳排水工事を行っている際に発見されました
史跡保護のため1997年以降一般公開が中止され
代わりに模型展示館が建っています
この遺跡からは装飾品を始めとして2万点を超える副葬品が発見され
12種類・17点が国宝に指定されています
武寧王陵(券売所)へ行く道
チケットを購入して、まずは模型展示館へ
こちらは宋山里古墳群模型展示館
5,6号墳と武寧王陵の内部が再現されています
また、武寧王陵の中から出てきた副葬品・遺跡のレプリカを始め
古墳の製造過程を表した模型、映像資料なども展示されています
5号墳の模型
割石を積んで作った横穴式石室墓
殿上はドーム型になっています
6号墳の模型
こちらは武寧王陵と同じようにレンガで作られています
これを横穴式磚築墳(せんちくふん)
(磚=レンガ)
内部には泥が塗られており
その泥の上には、生石灰で四神図が描かれています
また、レンガには当時の中国で使われていたお金の型が刻まれているんだとか…
朱雀(南) 玄武(北)
青龍(東) 白虎(西)
古墳の製造過程を表した模型
段階ごとに説明されています
模型だと小さく見えますが
実際に作るとなるとかなりの人手が必要だったと考えられます
機械や運搬機もない時代に
土を掘ったり盛ったりするのはとても大変だったでしょうね…
こちらは武寧王の胸像
ここで武寧王について説明します☆
武寧王は、百済の第25代王(在501~523)
民生の安定と百済の国力増強に力を注ぎ
国内外に渡って大きな業績を上げました
彼の陵墓から発見された墓誌石の模型
ここには王が523年7月に亡くなったことや
王妃が526年12月に亡くなったこと等
埋葬した武寧王夫妻の埋葬に関する記述が記されています
王陵の通路と内部を再現した模型
入口の通路である「羨道」
死者を安置する「玄室」
古墳はこの2つの部分に分かれています
写真では手前が「羨道」にあたり
王陵を守護するものとして「鎮墓獣」が置かれました
これは想像上の動物です
(豚に似ている…??)
出土した副葬品のレプリカ
上から…
金製冠装飾(王妃のもの)
王妃の金製耳飾り、金製首飾り
王妃の銀製腕輪
です
金がいっぱいですね(・∀・)
王族の服
襟や袖の金色装飾が派手ですね
古墳模型は実物の大きさで再現されており
6号墳と武寧王陵のものは中に入って観覧できます♪
実は今回の日本語ガイドさん
今まで公州プログラムで武寧王陵を訪れた時に
毎回日本語のガイドをして下さっている方です
(3年前、2年前も同じ方でした)
今日は貴重なお話を聞かせて頂き
ありがとうございました(^-^)
映像資料もあります、これは武寧王ですね
百済の歴史を語っています
タッチパネル式のパズルに挑戦!!
武寧王や古墳に関するクイズを解いて
パズルのピースを集めて完成させます
パンフレット片手に一生懸命考えました
こちらは疑似発掘体験ができるパネル
道具を選んで手を動かすと、埋まっている遺物を発掘できます
古墳の外観はこのような感じです
快晴の空に青々とした古墳の色が映えますね♪
ここでも記念撮影☆
公州を代表する貴重な遺跡、武寧王陵
他の古墳群と併せて、是非楽しんでみて下さい♪
…☆…観光情報…☆…
<송산리고분군(무령왕롱)/宋山里古墳群(武寧王陵)>
충청남도 공주시 금성동 산 5-1
忠清南道 公州市 錦城洞 山 5-1
…*…料金…*…
大人1500₩
青少年・軍人1000₩
子ども700₩